| 【書 名】 |
彩雲国物語 はじまりの風は紅く |
| 【ふりがな】 |
サイウンコクモノガタリ |
| 【作 者】 |
雪乃紗衣(ゆきのさい) |
| 【イラスト】 |
由羅カイリ |
| 【初版発行】 |
2003年11月 |
| 【発 行】 |
角川書店/ビーンズ文庫 |
| 【版 型】 |
文庫/223頁 |
| 【定 価】 |
438円+税 |
第1回ビーンズ小説賞奨励賞&読者賞受賞作。
家柄は超一流なれど、生活は超貧乏な毎日をすごす秀麗のもとに、突如ころがりこんできたもうけ話。政治を省みない王をたたき直してほしいという依頼を二つ返事で引き受けた秀麗だったが・・・。
宮廷に渦巻く陰謀と愛憎をうまく織り込み、文章も新人らしからぬ達者さで、非常に読みやすかった。女性陣も男性陣も、あれやこれやの事情だの過去だのをお持ちの方ばかり。仮面をかぶった上(悪い意味でなくです)での登場人物たちの交流が、丁寧に描かれていて好感度大。ホモ疑惑ありの子犬ちっくな王様がかわいいけど、ボーイズはありません。ラスト、唐突で説明不足な印象は否めないけど、これは続刊で、おいおい書き込んでもらえるのではないかと期待します。
(鈴 2004/2)