【書  名】 丘の上の愚者 ヴァムピール・アリトス
【ふりがな】 オカノウエノグシャ
【作  者】 榎田尤利(えだゆうり)
【イラスト】 あんどうよしき&天野翔
【初版発行】 2003年06月
【発  行】 角川書店/ビーンズ文庫
【版  型】 文庫/254頁
【定  価】 495円+税

 見木優人。つけ毛とドレスが似合う男子高校生。断じて女装がシュミなわけではない。級友とうまくやっていくために(イヤイヤ)引き受けた文化祭の余興なのだ。そこに突如現れたる超絶美男子。アリトスと名乗るソイツは、見木の血を継ぐ花嫁を迎えに来た吸血鬼なのだそうな。え・・・?吸血鬼?花嫁ぇ!?科学する心と平穏な学校生活を何より愛する優人の運命やいかに?
 ボーイズラブで名を馳せる榎田尤利の新作は、いわゆる“ノーマル”で、男の子同士の恋愛はなし。ナイスバディのナース(吸血鬼)と、優人の祖母(人間)が印象的で、この作家は女性も大切に描いてくれるのがいい。
 かっとんだ吸血鬼と優人の会話は爆笑もの。元気になりたいあなたにおすすめ。
 
(鈴 2003/8)