【書  名】 Kishin−姫神−II 耶馬台王朝秘史
【ふりがな】 きしん
【作  者】 定金伸治(さだかねしんじ)
【イラスト】 伊藤真美
【初版発行】 2001年09月30日
【発  行】 集英社/集英社スーパーダッシュ文庫
【版  型】 文庫/200頁
【定  価】 476円(税別)


 いきなり2巻の紹介なんです。すいません。あんまり面白くて、一気に2巻まで読んでしまったんです。舞台は三世紀半ば、日巫女(卑弥呼)が死んだ直後の大倭(やまと)。主人公は13歳の少女・台与(とや)。台与は、日巫女の長男・忍穂(おしほ)の妻となり大倭の女王の座につく。しかし、彼女には死んだはずの日巫女が宿っていた。日巫女の精神支配に抗いつつ、女王としての途を歩む台与。
そこに己貴(なむじ)という謎の男が現れて・・・。
あのう、私、大きな声では言えないのですが、歴史も地理も苦手です。社会科で好きなのは倫理だけなんです。だから、日頃も「歴史モノ」には手を出しません。だって、教科書に出てくるような漢字ばかり目に付いて、物語を純粋に楽しめないんだもん。でもでも、この本は違う!歴史も地理もわからない私にも、十二分に楽しめました。台与、忍穂、己貴・・・どの登場人物も、自分なりの価値観で、自分の人生を生きようとしてるのがかっこいい。それに、饒舌すぎない台詞も素敵なのだ。ぜひ読んでみて欲しい作品のひとつです。特に歴史モノを敬遠している方にオススメ。

(柳 2002/01)