| 【書 名】 |
危険な魅惑のアロマ カフェ〈白銀館〉物語1 |
| 【ふりがな】 |
キケン ナ ミワク ノ アロマ |
| 【作 者】 |
年見悟(としみさとる) |
| 【イラスト】 |
早真さとる |
| 【初版発行】 |
2002年09月 |
| 【発 行】 |
富士見ミステリー文庫 |
| 【版 型】 |
文庫/275頁 |
| 【定 価】 |
540円+税 |
時は明治末。珈琲文化の黎明期。
ユキは知る人ぞ知るカフェ、白銀館の一人娘。ある日、珈琲豆専門の問屋、柴崎周太郎が殺され、白銀館で働くケイが逮捕されてしまう。真犯人を探すユキの前に現れたのは花農業の男とカフェも営む勧工場の老店長。周太郎は密かに「幻の珈琲豆」の苗を育てさせていたのだ。
とにかく珈琲がおいしそう。豆の種類から焙煎、豆の挽き方等も豊富で、にわか珈琲ファンになってしまう。元々珈琲通の方は殺人現場の匂いにピンとくるかもしれない。
また、事件と共に少女の道探しも描かれるが、あえてこの時代を選んだのにセンスを感じる。やって来た才能を試せる社会と、他人の評価と関係ない自分らしさ。活気に満ちた風物とユキの若さも同調している。次作ではどんな珈琲が出てくるだろうか。
(藤 2002/11)