【書  名】 ふわふわの泉
【ふりがな】 フワフワノイズミ
【作  者】 野尻抱介
【イラスト】 御米椎
【初版発行】 2001年5月2日
【発  行】 エンターブレイン/ファミ通文庫
【版  型】 文庫/253ページ
【定  価】 640円(税別)

 浜松西高化学部部長・浅倉泉はフラーレン生成実験中に事故から立方晶窒化炭素をつくってしまう。再現実験に成功した泉はそれに「ふわふわ」となずけ、ふわふわ社を設立した。ふわふわは世界を変える新素材となるのだった。
 実験中の事故という使いふるされたフレーズに落胆することなかれ。作者は星雲賞受賞者である野尻抱介さん、化学を見事に使ったストーリー展開がたまらない。
 ふわふわというアイデアものではあるものの、それから進められる物語はやはりふわふわででかくてかろやかだ。ふわふわ世界の魅力もさることながら、主人公泉の「楽して生きたい」という、それでいて壮快な性格も魅力的で良い。
 空を飛ぶ、そんな夢をかいまみれる、素敵な作品。
 続編はでないだろうなぁ。
 もしでてスペースオペラになってたら最高だなぁ。
(勝 2001/06)