【書  名】 ウリエルの娘 ゾアハンター
【ふりがな】 うりえるのむすめ ぞあはんたー
【作  者】 大迫純一 著
【イラスト】 小島文美 表紙・挿絵
【初版発行】 2001年02月18日
【発  行】 角川春樹事務所/ハルキノベルズ
【版  型】 新書/274頁
【定  価】 952円+税

「私、ねおと一緒にいたいの。ずっとずっと、一緒にいたいんだよ」関根杏子

 ゾーンを追って一人闇を走る黒川丈。その丈に協力者が現れた。結城音緒(ねお)。彼女は、一種の未来予知の『才能』を持っていた。自ら予知することが出来ずに親友の関根杏子をゾーンによって失った音緒は、自分の持つ才能をゾアハンターの眼とすることで、集中的にゾーン殲滅を支援し始める。これまでの情報分析と比べて飛躍的に正確な音緒の予知により、ゾアハンターはかつてないペースで大量のゾーンを始末してゆく。やがて、ゾーンの出現予知も減り、ゾーンの暗躍によって頻発していたと思われる行方不明者や不審死の報告も減ってきた。しかし、それは本当にゾーンの滅亡へと続く道なのか?ゾアハンターの網にかかるレベルのゾーンが一掃されたというだけのことで、本当に凶悪なゾーン達は、丈たちの裏をかいてのうのうと生き延びているのではないか?危険な気配を感じたゾアハンターは、一人出撃した。

 作家の大迫純一が俳優の渡洋史(東映映画テレビ部制作『宇宙刑事シャリバン』主演)氏と会ったことが、この作品のインスピレーションへと繋がったと、第一巻『ゾアハンター』の後書きにある。その査証が2巻目にある。気絶した音緒を自宅に送り届けた時、音緒が母親に紹介した黒川丈の偽名が「赤井さん」なのだ。
これは、赤い戦士シャリバンへの、大迫純一の愛である。
(神 2001/06)