| 【書 名】 |
並列バイオ |
| 【ふりがな】 |
ヘイレツバイオ |
| 【作 者】 |
秋口ぎぐる |
| 【イラスト】 |
中野友和 |
| 【初版発行】 |
2000年1月25日 |
| 【発 行】 |
富士見書房/富士見ファンタジア文庫 |
| 【版 型】 |
文庫/326ページ |
| 【定 価】 |
620円(税別) |
衰退した機械文明、発達したバイオテクノロジー。<学会員>ブレイロックは施設を襲った船に乗り込み、そこで溶液につかった彼女を発見する。彼女・ヒオリとの出会いがブレイロックをがむしゃらな冒険へと導く。
第10回富士見ファンタジア長編小説大賞、審査員特別賞受賞作。
J・エルロイをまねた文体は非常に読みづらい。しかしながらこの表現方法は最終的にこの作品の奇妙な読後感を強調させる道具となっている。ゆがんだ世界、ゆがんだ生物、そしてゆがんだ文体。なにもかもがゆがんでいる。
しかし、そのゆがみにこそこの作品の面白さがある。
ゆがみのなかからつらぬく想いがほとばしったとき、力強い壮快さを感じさせる、そんな作品だった。
(勝 2001/06)