イベントリポート

 ▼第4回ライトノベル・フェスティバル

   ○イベント概要

   ○ゲスト様ご紹介

   ○企画紹介 

 

2005年(平成17年)4月24日(日)10:30〜
会場:日本青年館 地下1階中ホール

テーマは「落ちもの」!

 今回のテーマは「落ちもの」でいってみました。
 ある日、主人公の前に突然現れた異性、その人の登場からあれよあれよという間に事件や騒動に巻き込まれる主人公、−−−ある意味、物語の王道といっても過言ではありません。
 そんなライトノベルの数々を、縦に切ったり横に切ったり継ぎ合わせてみたり煮てみたりして味わおうというのが、第4回ライトノベル・フェスティバルだったのです。
 今回は参加者・ゲスト・プレス・スタッフ含め、なんと延べ人数が150人を超える賑わいよう! 貸切ワンフロアの会場が小さく感じられました。
 今回で4回目。TNFから数えると5回目を数えるライトノベル・フェスティバル。ここまでこられたのも参加してくださった皆様、ゲストの皆様、協力くださったたくさんの皆様のおかげです。心からの感謝を!
 

 さてさて、その内容をザクっと報告いたしますと。

 *詳しいレポートは、イベントで発売しているレポート冊子でどうぞ。

 

タイムテーブル

開催時間 企画名 出演ゲスト
10:30〜 受付開始  ※敬称略
11:00〜 オープニング  
11:15〜 クイズ!ライトノベル読者だいたい100人に聞きました  中里融司 
13:15〜 世界オチモノ講座  三村美衣、榎本秋
15:15〜 MF文庫J2大タイトル対談 〜女の子と男の子の間に〜 高殿円、桑島由一
16:15〜 エンディング  

 

【ゲスト様ご紹介】

  榎本秋 さん
『ライトノベルデータブック』(雑草社)等でご活躍のフリーライターさんです。
  桑島由一 さん
『TO THE CASTLE』(集英社スーパーダッシュ文庫)、『神様家族』『南青山少女ブックセンター』(MF文庫J)等でご活躍の作家・シナリオライター他色々な肩書きを持つ方です。
  高殿円 さん
『銃姫』(MF文庫J)、「遠征王」シリーズ(角川ビーンズ文庫)、「そのとき」シリーズ(角川ビーンズ文庫)等でご活躍の作家・漫画原作者さんです。
  都築由浩 さん
「レディ・スクウォッター」シリーズ(電撃文庫)、「ベイカー・マティジュの繁盛記」シリーズ(角川スニーカー文庫)等でご活躍の作家さんです。
  中里融司 さん
「ドラゴン・パーティ」シリーズ(電撃文庫)、「荒鷲の大戦」シリーズ(歴史群像新書)等でご活躍の作家・漫画原作者さんです。
  三村美衣 さん
『ライトノベル☆めった斬り!』(太田出版)、『活字倶楽部』等でご活躍の書評家・ジュブナイル/ヤングアダルトSF研究家の方です。SF、ファンタジー書籍の巻末解説も執筆していらっしゃいます。

作品の感想  

 

【企画紹介】

  ●オープニング
 
 開場の30分前から行列ができました。イベント始まって以来のことです。わが目を疑ってしまいました。一瞬の後で感激。もちろん、これは近年のライトノベル関連本のおかげでもあります。更に、3月に行われた24耐コミケスペシャルのおかげでもあります。 100人を越える参加者を集めてみたい、とずっと考えていた企画担当の期待を裏切って、ゲスト・参加者全員で150人を越えるイベントとなりました。うーん、なんだか実感が湧かないです。
 さて、参加者数のほかにいつもと違うのは、ゲストの作品に登場する人物のコスプレを、実行委員長と企画担当がしていたことですね。委員長は『神様家族』の神山治。桑島さんからコメントされてましたよ。(どんなこと言われたかは秘密らしい) 企画担当・まるこは『銃姫』のアンブローシア、のつもり。しかし、コスプレ初心者の二人には思い切りが足りませんでした。次回はもっとメリハリ の効いた服を着るわ!と決意しましたよ。お楽しみに。
 
 
  ●クイズ!ライトノベル読者だいたい100人に聞きました
 
 1980年ごろに毎日放送系列で放送されていた「クイズ100人に聞きました」をモトネタにしたクイズ企画です。「よく読むレーベルは?」「本を買うときの動機は?」といった質問をライトノベル読者82人に聞きました。え?中途半端だって? ごめんなさい、それしかアンケートを回収できなかったのです。だから「だいたい100人に聞きました」ね? 後半はプロの作家・イラストレーター12人に聞きました、という超限定クイズを行いました。
 中里融司さん、都築由浩さんをお迎えし、会場からも参加者2名に加わってもらっての企画でした。なかなか正解がでなくて、会場は笑いに包まれました。
 
 会場全員が参加する問題を1問だけ用意しました。あなたは解けますか?
○クイズ ライトノベル読者だいたい100人に聞きました
 全員参加問題文です。
−−−−−
 この企画の基礎アンケートでは「よく読むレーベル名」を複数回答してもらっています。
 Aくんが「自分がよく読んでるレーベルは、スーパーダッシュとMFJだな」と思えば、そのふたつのレーベルの名前にマルをつけて回答してくれたわけです。100人分合計すると、100人のうち、何人がスーパーダッシュやMFJを読んでいるかの合計がでます。MFJは15人が読んでいる、スーパーダッシュなら10人が読んでいる、というように。(数字はあくまでも例)
 この人数を足し算して、100点になるよう組み合わせるゲームです。
 登場するレーベルは以下の通り。
 スニーカー、富士見ファンタジア、富士見ミステリ、MF文庫J、ファミ通、コバルト、ソノラマ、ビーンズ、ホワイトハート、スーパーダッシュ、電撃、Cノベルス、ウィングス、パレット
 どのレーベルを組み合わせると100点になるでしょう?
−−−−−
 会場からは100点満点が1名だけ出ました。素晴らしい!!
 100点だった参加者Sさんの回答は以下の通り
コバルト文庫 30人
富士見ファンタジア文庫 36人
ソノラマ文庫 16人
MF文庫J 18人
 合計100点です。
 99点の方が3名。そのうち1名はなんとスーパーダッシュでお仕事されている海原零さんでした。
 
 
  ●「世界オチモノ講座」
 
 2コマ目の企画は「世界オチモノ講座」。
 第4回ライトノベル・フェスティバルのテーマはずばり「オチモノ」。
 ならばオチモノ紹介企画は外せません。
 ライトノベル情報誌でご活躍されている三村美衣さん、榎本秋さんをゲストにお迎えし、オチモノの定義や代表的なオチモノ作品についてお話をききました。
 司会は実行委員長の勝木です。
 
・「オチモノ」の定義は?
 榎本さんはオチモノの定義を、基本的に主人公のところに突然女の子が落ちてきてそこから始まる話、としたうえで、それではなんでもかんでもオチモノに入ってしまうと語ります。
 三村さんは対照的に、細かな定義づけを提示されました。落ちてくるものは複数でないといけない。落ちてくるものは主人公の家に同棲、ないし隣りの家に住まなければならない。などです。
 しかしながら、その定義でいくとドラえもんもオチモノに入ってしまいます。三村さんとしてはそれは許せないということで、その理由が。
 「萌えねぇだろドラえもんで」
 ということ。その発言に会場から爆笑と拍手が巻き起こりました。
 
 ・「オチモノ」作品紹介
 おふたりの定義をきいた上で、様々なオチモノのパターンと作品を紹介していきました。
 とりあげた作品は「撲殺天使ドクロちゃん」(おかゆまさき/電撃文庫)や「タツモリ家の食卓」(古橋秀之/電撃文庫)、「ぴよぴよキングダム」(木村航/MF文庫J)などです。
 なかでも佐藤ケイさんは萌えの権威として紹介され、三村さんも認めるオチモノ作品の書き手。新作の「私立!三十三間堂学院」は逆オチモノ(男の子が複数の女の子がいるところへ落ちていく作品)として紹介されました。
 
 企画終了後、参加者でもオチモノの定義について話すなどなかなか活発な議論をよんだ企画となりました。
 
 
  ●MF文庫J2大タイトル対談
 
 高殿円さんと桑島由一さんをお迎えしての企画。作家になったきっかけや、気に入っているキャラクターのお話など伺いました。
 記録集にも採録されているのですが、いくつかのエピソードが割愛されています。どんな話かって? それは会場に来た人だけのお楽しみですよぅ。
 ちなみに私が一番笑ってしまったのは、桑島さんはデビュー作を書いた時のエピソード(テキストファイルでエッチな言葉がびっしり入っているやつが資料として来た)、高殿さんが出版社から連絡をもらった時のエピソード(応募したのを忘れていた&連絡がきたときアイス最中を食べていた)です。いやいや、企画内ではもっといろんなエピソードが飛び出したのですが、ここには書ききれませぬ。
 
 
  ●「かるた」&「トランプ」
 
 企画の合間には、ライトノベルかるたとトランプで遊びました。
 ライトノベルかるたとは、ライトノベルのタイトルを上下に分割し、上を読み札に、下を取り札にしたもの。例えば『銃姫』だったら「じゅう」と「ひめ」に分割し、「じゅう」と読み手が読んだら、頭の中でタイトルを思い浮かべて「ひめ」と書かれた札をゲットするのです! そこで作者の名前 が答えられれば読み札もゲット、更にイラストレーターも答えられたらおまけがもう一枚。最終的に枚数の多い方が勝者となります。
 ライトノベルトランプは、13巻以上続いているライトノベルシリーズ4種類を使って作ったトランプ。これで七並べをすると、たとえば「マリみて」の7巻の札の隣に同じ「マリみて」の6巻か8巻の札を並べて…という風になるわけです。手札がどの作品の表紙なのか分かっていないと遊べないという、高度な(?)ゲームなのでした。
 どちらも大変な盛り上がりよう。企画開始時間になって片づけるのが悔しそうな人続出でした
 
  ●エンディング
 
 企画を3つ、合間にトランプやカルタを行った第4回ライトノベル・フェスティバルも、盛会のうちに幕となりました。「100人」企画で100点を出したSさんの表彰を行ったり、来年のテーマを発表しました。来年は眼鏡ですよ! 今年のゲスト高殿さんは眼鏡スキー。来年のLNFにもお越しくださるとのこと。眼鏡についてアツいトークを聞かせてくださることでしょう。
 会場には岩井恭平さん、小河原亮さん、海原零さん、上月司さん、榊一郎さん、成田良悟さん、藤城陽さん、六甲月千春さんもお越しになってくださり、華やかで賑やかなイベントとなりました。願わくば来年も楽しいイベントになりますように。
 よかったら、また来年も来てね。参加してないあなたは、来年こそ来てね。
 

 

 

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